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最近話題の第3の脂肪【異所性脂肪とは?】特徴とリスクを解説します

最近話題の第3の脂肪【異所性脂肪とは?】特徴とリスクを解説します

以前↓こちらの記事で性別による脂肪のつき方の違いと、それぞれの脂肪(「内臓脂肪」と「皮下脂肪」)の特徴とリスクについて解説しました。

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その時に少しだけこの記事のテーマである『異所性脂肪』について触れたのですが、今回は具体的に解説していきます。

近年徐々に注目されてきている脂肪ですが、まだまだ知名度が低いのも事実です。

異所性脂肪も他の脂肪と同様に付きすぎることで生活習慣病のリスクを高めてしまいます。

どのような特徴と危険性があるのか知っておいて損はないでしょう。

異所性脂肪とは?

異所性脂肪とは?
内臓脂肪や皮下脂肪はその名前からして、なんとなくどんな脂肪かわかるけど「異所性脂肪って何?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

『異所性脂肪』は少しずつ注目されてきているとはいえ、まだまだ認知度の低い言葉です。

異所性脂肪とは本来付くべきではない臓器や筋肉に蓄積された脂肪のことを言います。

放っておくことで糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病につながると言われているので内臓脂肪同様、食事や運動による改善が必要です。

又、内臓に蓄積することで、臓器が本来持つ機能を悪化させると考えられています。

異所性脂肪の怖さ

異所性脂肪の怖さ
異所性脂肪は内臓脂肪と同じで蓄積している脂肪が体外からは見えません。

太っていないのに生活習慣病になりやすい人が増えているのは、脂肪が目に見えないからこそ対策しないまま過ごすことで、生活習慣病が進行していたということです。

異所性脂肪は『臓器に蓄積した場合、臓器が持つ本来の機能を悪化させると考えられている』ので内臓脂肪以上に危険だとも言われています。

内臓脂肪も異所性脂肪も、皮下脂肪と違って蓄積しているのが目に見えるものではないので、気づいた時にはひどい病気にまで発展していたという可能性もゼロではありません。

どういった部分につくのか

どういった部分につくのか
日本人は欧米人に比べて、皮下脂肪がたまりにくいと言われていますが、逆に言うと内臓脂肪や異所性脂肪が蓄積しやすいということです。

異所性脂肪は心臓や肝臓などの臓器そのもの、又は周囲、筋肉(骨格筋)に蓄積されます。

筋肉に脂肪がつくとどうなる?

異所性脂肪は筋肉(骨格筋)に蓄積するという特徴があります。

骨格筋とは筋肉の種類の一つで、骨格に沿ってついている筋肉のことです。

その収縮によって身体を支え、動かしています。

一般的に『筋肉』とは、この骨格筋のことを指します。

筋肉の細胞内に脂肪が蓄積することで、『インスリン』の働きが低下します。

インスリンの働きが低下すると、血液中のブドウ糖を上手に処理できなくなり、血糖値の高い状態が続くようになるのです。

血糖濃度が何年間も高いままでいると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全などの重い病気へとつながる恐れがあります。

内臓に脂肪がつくとどうなる?

異所性脂肪が蓄積する臓器は主に心臓、すい臓、肝臓の3つです。

蓄積することでそれぞれ健康リスクの危険性が高まると言われています。

心臓についた場合の健康リスク

異所性脂肪が心臓周辺にたまった場合、心臓に酸素や栄養を運ぶ血管に悪影響を与えることがあると考えられています。

結果として、冠動脈の動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や狭心症を引き起こす可能性もあるのです。

異所性脂肪が骨格筋に蓄積してインスリンの働きを阻害されることも重なって、合併症として心臓血管病が起こりやすくなるとも示唆されています。

すい臓についた場合の健康リスク

すい臓に脂肪が蓄積されることで、血液中の糖分の量を調整する『インスリン』の合成が低下したり、分泌する細胞が壊されて減ってしまいます。

インスリンが低下することで血液中の糖分濃度が高くなり、糖尿病の発症率を高めてしまうのです。

肝臓についた場合の健康リスク

異所性脂肪の代表ともされているのがこの肝臓に蓄積された場合の『脂肪肝』です。

余談ですが、ガチョウやアヒルの脂肪肝をフォアグラと言いますよね。

今や日本人の3人に1人が脂肪肝と言われているので、他人事ではなくなってきました。

脂肪肝は長年放置することで、肝硬変、肝細胞癌へと進展することがあります。

減らすにはどうすれば良いのか

減らすにはどうすれば良いのか
ここまでは異所性脂肪の恐ろしさについて解説してきましたが、では減らすにはどうすれば良いのか気になりますよね。

でも残念なことに「異所性脂肪を減らすためには何々をすればいい」などという定説はまだありません。

現段階では内臓脂肪を減らすための食事習慣や運動習慣が有効なのではないかと言われています。

・高タンパク、低糖質の食事を心がける
・有酸素運動を行う
・ヨーグルトや納豆などの発酵食品を摂る

上記のことに意識しながら食事、運動の双方の面で改善を行なっていけば脂肪を減らしていくことができます。

現代の日本人の食事は多様化しており、高糖質・高脂質な食事になってしまっている人が少なくありません。

コッテリした味付けのもの、手軽に食べることができる麺類やパン、出来上がっている惣菜などお手軽で美味しいものが身近に増えて便利ですが、栄養価の面で考えると健康的でないものも多いです。

近頃は高齢者でも「手軽だから惣菜を買って食べている」「カップ麺が好きで食べている」という人も増えています。

そういった物を食べたい気持ちはわかりますが、食べる頻度を下げて、食事を変えていくことが大切です。

まとめ:手遅れになる前に意識的に生活習慣を変えていこう

まとめ:手遅れになる前に意識的に生活習慣を変えていこう
異所性脂肪も内臓脂肪、皮下脂肪と同様で食事・運動の面で改善を行なっていくことが大切です。

食事の改善だけで脂肪を落とすことは可能ではありますが、食事制限にて脂肪を落とした後に今まで通りの食事に戻すことでまた脂肪は蓄積されていきます。

運動を行なって筋肉量を増やすことで、代謝が上がり脂肪がつきにくい身体になっていくので、食事制限と同時に運動を取り入れることをオススメします。

「最近体重が増えたな」とか「お腹が出てきたな」というのは気のせいではなく一つの指標です。

健康診断などで分かった時には、すでに手遅れの状態まで病気が進行していたなんて事態を防ぐためにも日頃から気にかけておきましょう。

気になりだした時を良い機会と考えることが大切です。