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【HMBとは?】上手く摂取することで筋トレの効果を高めてくれます

【HMBとは?】上手く摂取することで筋トレの効果を高めてくれます

トレーニングや、ダイエットをしているとプロテインやマルチビタミンをはじめとした様々なサプリメントに触れるようになると思います。

運動の効果を高めるためや、普段の食生活では不足している栄養素を補うためにサプリメントを活用している方も多いのではないでしょうか?

今回はこの記事のタイトルにもあるように、『HMB』というサプリメントのお話をさせていただきます。

雑誌やネットの広告で「HMBを飲むだけでマッチョになれる」、「HMBがあればプロテインは必要ない」などと紹介されているのを見かけたことはないですか?

筋トレ初心者
筋トレ初心者
あるある!!(笑)
色んな雑誌で見かけるよ

HMBそのものはれっきとしたサプリメントですが、詐欺のような行きすぎた広告が多いなと日頃から感じていたので今回正しい情報をまとめた記事にしようと思いました。

「飲むだけでマッチョになれる」などという広告のうたい文句を疑うことなく摂取するのではなく、正しい効果を知った上で自分に必要かどうか判断してください。

HMBとは?

HMBとは?
HMBとは必須アミノ酸の一種である『ロイシン』が体の中で代謝されてできる物質です。

正式名称は「β-Hydroxy-β-MethylButyrate(ベータヒドロキシベータメチル酪酸)」と言います。

筋トレオタク
筋トレオタク
一般的には頭文字を取って、HMBって呼ばれているからこの名前は覚えなくてもいいよ。
めちゃくちゃ長いしね(笑)

摂取されたロイシンのうちの約5%が体内でHMBへと変換されます。

ロイシンについて

ロイシンについて
ロイシンは9種類ある必須アミノ酸のうちの一種です。

1日の必要量がアミノ酸の中で1番ですが、含まれている食品が多いので普段の食事では不足しにくいと言われています。

筋トレオタク
筋トレオタク
マグロの赤身や、鶏肉、納豆など様々な食品に含まれているから、偏った食生活をしていない限りは必要な量が摂れていると思うよ

筋タンパク質合成のためには、タンパク質(アミノ酸)を筋肉へ供給することが不可欠です。

特にこのロイシンは必須アミノ酸であるだけでなく、タンパク質の代謝を調整する働きもあると言われています。

HMBの働き

HMBの働き
HMBの働きは大きく分けて2つあります。

1つが「筋タンパク質の合成の促進」

もう1つが「筋タンパク質の分解の抑制」です。

それぞれの効果を詳しく説明していきます。

少し専門的で難しい説明になってしまうので、興味のない方はなんとなーく読んでみてください。(笑)

筋タンパク質の合成の促進

筋タンパク質合成の制御には『mTORシグナル伝達系』の働きが重要であると言われています。

筋トレオタク
筋トレオタク
『mTORシグナル伝達系』は筋肉合成のスイッチだと考えるとイメージしやすいと思うよ

HMBには、この『mTORシグナル伝達系』を刺激して活性化させる働きがあります。

活性化されることで筋タンパク質の合成が促進されて、新たな筋肉が作られていき筋肥大に繋がるのです。

筋タンパク質の分解の抑制

僕たちの体には『ユビキチン・プロテアソーム経路』という選択的に特定のタンパク質を分解する経路があります。

ここでいう特定のタンパク質とは、異常なタンパク質や損傷を受けたタンパク質のことです。

まずユビキチンが不要なタンパク質(異常なタンパク質や損傷を受けたタンパク質)に連結します。

そしてプロテアソームが『ユビキチンと結合したタンパク質』を識別して分解するのです。

『ユビキチン・プロテアソーム経路』の働きによって、トレーニングにより損傷した筋肉(タンパク質)が不要と判断されて分解されてしまうと筋肉量は減ってしまいます。

HMBにはこの『ユビキチン・プロテアソーム経路』の働きを抑制する効果があるので、結果として筋タンパク質の分解が抑えられるのです。

筋トレオタク
筋トレオタク
HMBのどちらの働きも、中身は難しい内容だから深く知っておく必要はないと思うよ

「筋タンパク質の合成の促進・分解の抑制」という働きがあるということを覚えておけば十分です。

HMBに関する誇張した広告

HMBに関する誇張した広告
記事の冒頭でも言いましたが、HMBに関する広告は「詐欺なのでは?」という内容の広告をよく見かけます。

オードリーの春日さんや、俳優の金子賢さんが起用されている広告を見たことがある人もたくさんいるのではないでしょうか?

実際に春日さんを広告塔として起用していた『(株)エムアンドエム』という会社が販売していたHMBは「摂取すれば、筋肉増強や痩せる効果がある」とした表示には根拠がないということで、過去に景品表示法違反で措置命令が出されています。

HMBはあくまでサプリメントであって、医薬品ではありません。

HMBの広告に掲載されている春日さん、金子賢さんをはじめとしたバキバキの肉体の人は日頃からハードなトレーニングを継続しているからこそのカラダです。

摂取しただけで痩せたり、マッチョになる効果があるのであればそれはもはや薬になってしまいます。

プロテイン20杯分のHMB配合

他にもHMBの商品パッケージに「プロテイン20杯分のHMB配合」と表記されている物があります。

筋トレオタク
筋トレオタク
知らない人が見たら「プロテイン必要ないじゃん!」って勘違いする人もいそうだよね

プロテインはあくまでタンパク質を摂ることに特化した商品であり、HMBのみを含有しているHMBサプリメントと比べられることがまず「おかしいのでは?」と感じてしまいます。

摂取されたプロテイン(タンパク質)は体内で様々なアミノ酸へと分解されます。

そのアミノ酸の中にはもちろん必須アミノ酸であるロイシンや、ロイシンをさらに分解した『HMB』も含まれているというわけです。

HMBに特化したサプリメントがプロテインに含まれているHMBの何倍もの量が入っているのは当然のことですよね。

ビタミンCのサプリメントに『レモン○個分のビタミンC配合』と書かれているのと同じようなものです。

HMBに限らずサプリメントのキャッチコピーをそのまま鵜呑みにするのではなく、『比較商品との違いとメリット・デメリット』を調べるのをオススメします。

まとめ:サプリメントはあくまで補助役

まとめ:サプリメントはあくまで補助役
今回はHMBの働きと、行き過ぎた広告についてお話しました。

HMBに限った話ではありませんが特定のサプリメントを飲むだけで痩せたり、筋肉が付くのであれば誰も苦労しません。

サプリメントはあくまで体づくりをする上での補助的なモノとして摂取するようにしましょう。

筋トレ初心者
筋トレ初心者
サプリを飲むだけで体が作れるのならトレーニングジムもいらなくなるよね(笑)

HMB自体、効果が立証されているのは確かですが、摂取するだけで驚くほどの身体への変化が起こるようなことはもちろんありません。

『筋肉をつける、健康的に痩せる』そのどちらも運動が大前提だということは頭に入れておきましょう。

運動にHMBをプラスすることで運動の効果を高めてはくれるので、体づくりの効率を上げたい人にはオススメできるサプリメントだと言えます。